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ゼッケンバッグつかっています!

 

steedのバッグを実際に購入し使っている方の声を紹介しています。

 
ゼッケンバッグを肩に掛け、立っておられる赤木さん
昨年6月にsteedのバッグを購入された赤木泰章さんは大阪在住の会社員。
「購入のきっかけは妻が見ていたテレビのニュースでした。steedの鞄作りの工程が紹介されていたそうですが、馬好きとしては実際に使われていたゼッケンで作られているのがおもしろいと思いすぐにネットでしらべてみました。」

赤木さんがそれまで使っていたのはドイツのメーカーの皮製ビジネスバッグ。堅牢なつくりの鞄を修理を繰り返しながら10年間使ってこられたというところに、赤木さんの厳選したものを大切に使う姿勢がうかがえます。 「ネットでは購入前に実物を手にとれないことに少々の不安はありましたが、届いた商品は作りもしっかりしていて眺めていると、これが実際に使われていたのかぁと楽しい想像がわいてきます。翌日から通勤用かばんとして使っています。」

前に使っていた鞄に比べてカジュアルな雰囲気のゼッケンバッグですが、通勤時のスーツ姿にも違和感なく持てるとのこと。作業服や雑誌、読みかけの本などたっぷりの荷物が入るところもお気に入りのポイントです。 最後にsteedの製品が障がいのある人たちによって作られている点について聞いてみました。

「どちらかと言うとJRAの名前と、ゼッケンを思わせるデザインで選びました。結果として障がいのある人たちの仕事に貢献できたのならうれしいことです。」と赤木さん。

奥さまの知未さんにもお話をうかがいました。

「購入のきっかけはテレビのニュースでしたが、使用済みのゼッケンを障がいのある人たちがひとつずつ手洗いをされている場面を見て、とても丁寧に作られているなと思い主人にすすめました。」

次はご自身のためにsteedのウエストポーチの購入を考えていると話してくださいました。
 
ソファでくつろいでゼッケンバッグを眺めておられる赤木さん
 

特集<JRAと障害者のコラボレーションから生まれたゼッケンバッグ> 2011-04-08

 

競走馬のゼッケン、バッグで再利用

 
steedのゼッケンバック
Steedのゼッケンバック
滋賀県栗東市にある日本中央競馬会(JRA)では、 全国で二か所、西日本では唯一となる競走馬の育成・調教用の施設がある。多くの優勝馬を世に送り出し、「関西馬は強い」と言わしめたこのJRA栗東トレーニング・センターには、約2000頭の馬が調教師たちとレースにむけて日々トレーニングを積んでいる。
そんな栗東トレーニング・センターから生まれたあるバッグが、競馬ファンのみならず競馬を知らない若い女性たちからも人気をよんでいる。バッグのブランド名は
steed」、日本語で「優駿」を意味する。
繋いでいるのは、障がいのある人たちが働く県内の作業所。
競走馬のゼッケンをリサイクルしたゼッケンバッグが、企業と地域と福祉を結びつけた。

白、黒、そしてグリーンの生地に縫いつけられたポップな数字。

一見してこれが競走馬用のゼッケンであるとわかる人はそうとうな競馬ファンだろう。
これらのバッグは競馬ファン用にゼッケンを模して作られたレプリカ商品などではなく、実際に競走馬の調教に使用されていたゼッケンを用いて作られた「リメイク」バッグだ。
調教中の馬に装着されるゼッケンは、その色や番号で馬の年齢や所属厩舎などがわかるいわば馬たちの「ID」だ。レース用のものとは異なり、繰り返しの使用に耐えうる頑丈な素材でつくられている。約一年ほどでその役目を終えたゼッケンたちは、流出して売買されることなどを避けるため厳重な管理の元、廃棄処分をされてきた。その数およそ年間5000枚。

使用済み、と言っても競馬ファンにとっては価値のあるゼッケン、これを利用して商品化すれば、きっと喜ぶ人がいる。

そう考えて商品化に乗り出したのは、滋賀県社会就労事業振興センターの城貴志さん。同センターでは障がいのある人の就労や工賃向上を主な目的として支援を行っているが、障がいのある人の利益のみでなく、企業、地域との共存共栄を目指している。
ゼッケンを用いて作業所で商品を作れば廃棄されていたものの再利用ということで、「環境」にもよい、さらには
企業のCRS活動」としてもよい、そして生地の洗浄、加工などが障がいのある人の仕事となる。同センターの考える、企業よし、福祉よし、地域によし、の「三方よし」の理念に通じる。
栗東トレーニング・センターの方の協力のもと、無償で譲りうけることが決まったゼッケンは携わった人々の熱い想いをこめて再び走り出す。

調教用ゼッケンを使用した商品の製造工程はゼッケンの洗浄から始まる。

洗浄作業画像
洗浄作業画像
使い古しのゼッケンは汚れもひどく、しみついた馬の汗や油などは容易にはおちない。洗濯とあわせてゼッケンの繊維に入り込んだ馬の毛を取るのも根気のいる作業だ。ゼッケンが運びこまれたトレーニング・センター近くの若竹作業所では、洗剤や洗濯方法に工夫をこらしながら丁寧に洗浄作業が行われる。
洗浄が終わったゼッケンは、県内の複数の作業所に送られそこでバッグに加工される。
かばん作りを始めた当初は縫製設備や技術面の問題から作業を外注してきたが、二年前からは環境を整え、生地の洗浄から縫製、加工、そして販売までを複数の作業所が連携で行っている。つまりすべての工程を障がいがある人たちの手が担っている。
「福祉を全面に押し出すのではなく、デザイン・品質で市場のお客様にご購入いただける商品にしたい」と話すのは前出の城さん。
出来上がったバッグは予想を超える反響を呼び、競馬ファンのみならず全国のいろいろな場所から注文がくる人気商品に。販売は好調でインターネットでも品薄状態が続いている。

バッグの縫製を行う作業所のひとつ、守山市にある「びわこみみの里」を訪ねてみた。

ところ狭しと積み上げられた大量の生地のなか、聴覚に障がいのある人たちがミシンにむかって作業をすすめていた。steedバッグを縫製中の女性は、生地に落ちるひと針ひと針を慎重に見守りながら平らな生地をトートバッグに変えてゆく。
好調な販売ながらも、多くは作れない。
しかし大量生産にはない丁寧な手作業がこのバッグにはある。手にとればそれが多くの人の手を通ったものであることがわかるはず。

びわこみみの里の中村所長は、ゼッケンバッグ製作ノウハウを生かし第二、第三の「作業所発ブランド」の製作を目指しています。

びわこみみの里
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